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レスポンシブ メールフォームの正しい設置手順

今さらな感じはしますが、レスポンシブ メールフォームの基本的な設置方法を解説しておきます。

「うまく設置ができない」とか「正常に動作しない」というような状況に陥っている方は、このページの手順通りに設置していけばエラー発生の原因となった作業が特定しやすくなるので、有償メールサポートを申し込まなくても問題解決ができるかもしれません。
ぜひ参考にしてください。

ダウンロードしたメールフォーム関連のファイルをすべてそのままアップロードし、以下の3点を確認してください。(以下、動作確認とはこの3点を確認することとします。)

  1. 正常にページ(index.html)が表示されること。
  2. 自分でフォームの各項目に入力をし(メールアドレスも)、入力したメールアドレスにメールが来るかの確認をする。
  3. サンクスページ(thanks.html)が表示されること。

この時点ではconfig.phpでさえも一切の編集をせず、すべてのファイルをそのままアップロードするのがポイントです。
config.php内には以下のような「自分のメールアドレスの設定」がありますが、

//【必須】 自分のメールアドレスの設定 -- 複数のメールアドレスに送信したい場合は、以下の行をコピーして増やしていけばOKです。行頭の//を消せば有効となります。いくつでも追加可能。 --
$rm_send_address[] = 'aaa@example.co.jp';

実はこれは設定しなくてもメールは送信されるので動作上は編集する必要がありません。(後述の注意点も参照)

PHPとSendmail(メール送信機能)が使えるサーバであれば、パーミッション設定なども必要なく、ただアップロードするだけでメールの送信ができてしまうのです。
(サーバ側でWAF設定が有効になっていたり、そもそもPHPが使えないサーバの場合は送信に失敗します)

フォーム入力者がメールアドレスを入力しておけば、そのアドレスには上記のaaa@example.co.jpから自動返信メールが届くはずです。(自動返信メールは初期状態ではオンになっているから)
迷惑メールフォルダに入っている可能性もあるので、よく確認してみましょう。

基本的にプログラムを公開する前には私自身が動作確認をしていますので、万が一この初期状態で正常に動作しないようであれば無料サポート対象となります。
サポートBBSから設置されたURLを記載してお問い合わせください。

【注意点】
このメールフォームプログラムでは上記の「自分のメールアドレスの設定」に記入してあるメールアドレスを送信元としてメールを送信します。

これはユーザーの方からの連絡でわかったことですが、サーバーによってはそのサーバー上で存在しているメールアドレスを上記の「自分のメールアドレスの設定」に記入しておかないと送信が失敗する場合があります。

ですので、もし上記のやり方で送信に失敗する(サンクスページに移動しない)場合は、サーバー管理画面でメールアドレスを新規作成し、そのメールアドレスをconfig.phpに記入して再度テスト送信をしてみましょう。

config.php内の(必須)と書かれている項目だけを設定してアップロードし、再びフォーム入力をして正常にメールが来るかどうかの確認をします。
この時点では送信者(フォーム入力者)・受信者ともにメールが来るかの確認をします。

万が一この時点で正常に動作しないようであれば、これも無料サポート対象内となります。
そして、以下の作業からは無料サポートとなります。

つまり「初期状態」の定義は、ダウンロードしたままの状態、またはconfig.phpだけを編集した状態のことを指します。
それ以外のファイルが編集されていたり、既存サイトに組み込んだ場合などのお問い合わせは有償となります

HTMLやCSSとは違い、JavaScriptやPHPのようなプログラム言語というものは、

  • :(コロン)が;(セミコロン)になったり、
  • .(ピリオド)が,(コンマ)になるなど、

長いソースコードの中でたった1文字間違うだけで、エラーが発生してまったく動作しなくなるシビアな世界です。(HTMLやCSSは多少の文法エラーがあっても、ブラウザが補完して解釈してくれます)

そして、それらはHTMLファイルを中心として、それぞれが密接に絡んでいます。(各ファイルの相関図はこちら)
自信のない方はカスタマイズはやめておきましょう。

既存のサイトに組み込みたい場合、index.htmlファイル(form要素があるページ)を編集することになると思われます。
その場合、index.html(form要素があるページ)からのjsフォルダやphpフォルダとの位置関係、つまりディレクトリ階層が変わることもあるでしょう。

ディレクトリ階層が変わる場合はindex.html内のform要素内は一切の編集をせずそのまま既存ページへコピーし、その状態で動作確認をすると良いでしょう。
form要素のaction属性の部分や、CSSやJavaScriptファイルのパス部分を変えるだけで正常に動作するはずです。

このあたりの解説はダウンロードページの「既存のページに組み込む場合」で解説しています。

上記の1~3までの作業をして正常にメールが送信されるのを確認した上で、メールフォームの項目を減らしたり、ページのデザインを変えたりすると良いでしょう。
フォームの項目の編集やデザインの変更に関しては以下のページを参考にどうぞ。

  1. レスポンシブ メールフォームのカスタマイズ方法や詳細な解説
  2. メールフォームのデザイン変更やサイト組み込みの際のサイズの説明

1つの編集をしたら、その度に動作確認をする」という作業を面倒がらずにきちんとすることが、このようなプログラムを最短で、かつ、スムーズに既存サイトに組み込んだりカスタマイズするコツです。

提供サポートなど