プログラムのIE(Internet Explorer)への対応について

インターネット エクスプローラー
当サイトで配布・販売しているプログラムは推奨ブラウザを、

  • Chrome (モバイル版を含む)
  • Safari (モバイル版を含む)
  • Firefox
  • Edge(2020年以降のバージョン)

としています。(2020年6月時点)
これは各ブラウザの利用者シェア率で決めています。

IE(Internet Explorer)でもたいていは正常動作すると思うのですが、IEは無料サポート外です。(有償対応はあります)
なぜIEに対応しないのか? という疑問を持つ方がたまにいるようなので、その点についてこのページでは解説します。

まず各ブラウザを使用している人がどのぐらいいるか? つまりシェア率を確認してみましょう。
2019年5月~2020年5月の世界でのブラウザのシェア率は以下のようになっています。
世界でのブラウザのシェア
参考サイト:StatCounter Global Stats

また、日本でのシェア率は以下のようになっています。
日本のブラウザシェア

上記2つのグラフを見るとわかりますように、2020年5月時点でのIEのシェアは

  • 世界でのシェア 1.4%
  • 日本でのシェア 5.24%

しかないのです。
日本はこういった分野では遅れていると言えるでしょう。

私個人の考えとして、シェア10%を下回ったものは無視してもいいと考えています。
そんな誰も使っていないようなブラウザのために作業時間を費やすのは費用対効果が悪いからです。

そのような理由から、IEと同じようにシェア10%を下回っているFirefoxとEdgeも無視しても良いのですが、後述する理由によりそれら2つのブラウザには対応させています。

Windows10の壁紙
IEの開発元はWindowsと同じマイクロソフトです。
だから昔からWindowsにはIEが最初からインストールされているわけです。(「バンドルされている」と言います)

しかしそのマイクロソフトが「IEはもう使わないで」と2019年に公式に発表しているのです。
参考サイト:「Internet Explorer使わないで」開発元のマイクロソフトが警告

つまりIEは「シェアがほぼなく、開発元もすでに見切りをつけたブラウザ」であると言えます。

IEの最終バージョンである11(OSはWindows10)でYouTubeにアクセスすると以下のように表示され、もうすぐサポートが打ち切られるのがわかります。(2020年6月時点)
IE11でのYouTubeの表示

Twitterにアクセスすると以下のように表示され、すでにIEのサポートを打ち切っているのがわかります。(2020年6月時点)
IE11でのツイッターの表示

iOSやAndroidでもOSのバージョンが古いとアプリを最新バージョンにアップデートできなくなったり、インストール自体ができなくなるのと同様に、Webブラウザも古いものからどこかのタイミングでサポートが打ち切られるものなのです。


余談になりますが、IEというブラウザはWindowsにバンドルされている影響で、2004年前後ぐらいには最大で世界シェア95%ぐらいあった時代もありました。
参考ページ:ウェブブラウザの利用シェア・古いレポート – Wikipedia

しかしその一方で、IEは非常に不具合が多く動作の重いブラウザでもあったため、2007年前後ぐらいからはFirefox、Opera、Chromeなどのブラウザが誕生し、その動作の軽さや完成度の高さでIEのシェアを奪い始めます。

当時すでにWebサイトを作ったりしていた私は、「正しい文法で完璧に作っているのに、IEで見ると表示が崩れる」という状況に頻繁に遭遇しました。
これはIEの不具合(バグ)のせいで起きる現象なので、FirefoxやChromeなどの他のブラウザでは正常に表示されます。
補足説明:どのような文法や書き方が正しいかはW3Cという団体が制定しています。

不具合が多いくせにWindowsにバンドルされているせいでシェアだけは高いので、Web制作者側はIEに対応せざるを得なかったのです。
つまり制作の際、余計な調整作業が増えていたということです。
これが世界中の多くのWeb制作者がIEを嫌うようになった原因だと言えるでしょう。

そのような理由もあり、2009年1月~2020年5月の約11年半でIEのシェアは以下のように推移しました。
約11年半のIEのシェア
「驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し」の言葉通り、IEはすでに終了しているブラウザなのです。

エッジ
2015年7月にマイクロソフトからIEの後継ブラウザとして「Edge」がリリースされました。
しかし歴代IEの不具合の多さにずっと腹が立っていた私は、

実に往生際が悪い。使うわけねぇだろ。
マイクロソフトはセンスがないから二度とブラウザを作るな。(怒)

と当時から思っていました。
さらに世間の流れはすでにChrome一強となっており、2015年1月~2020年5月のEdgeの世界シェアは以下のような感じです。
Edgeのブラウザシェア
もはやユーザーから完全に相手にされておらず、この5年間でシェア3%に達した時すらありません
Windowsにバンドル(最初からインストール)されているソフトとは思えない低さです。

Chromium版のエッジ
2020年以降にリリースされたEdgeはそれまでのEdgeとは根本的に違います。
それは、

内部的にChromeと同じになった。

という点です。
ChromeはGoogleが開発しているブラウザになりますが、「Chromium」というオープンソースのブラウザを基にしてGoogle流のアレンジを施したものとお考えください。

2020年以降にリリースされたEdgeもこの「Chromium」をベースにして開発されるようになったため、表示や動作の面で基本的にはChromeと同じものと解釈しても問題ありません。

「マイクロソフトはブラウザを作るな」と思っていた私の願いが叶ったと言えるでしょう。

というわけで、2020年以降にリリースされたEdgeはChromeと同じと考えて良いため、当サイトで配布・販売しているプログラムはシェア率の低いEdgeにも対応されている次第です。

また、Firefoxは昔から不具合があまりないブラウザなので、制作者側が正しい文法で作っていれば特に何かをしなくてもFirefoxには自然と対応されている形になります。

そして、これまで解説したようにIEはクソブラウザであるうえに今となってはシェアも低いので、最終バージョンである11でも無視します
そもそもこのサイトのトップページをIEで開くと、以下のように表示が崩れます。
IEでの表示
これは知ってて敢えてこのままにしています
要するに「IEには対応していないよ。いつまでそんなブラウザ使ってんだ」ということを暗に示しているのです。

というわけで、このサイトをご覧になっている方でIEを使っている人はいないと思いますが、周りにIEを使っている人がいたら即刻ブラウザを替えさせましょう。

IEのみ対応
これは余談ですが、総務省が運営する「マイナポイントの申し込みサイト」ではIEのみ対応らしい。(上画像のニュースは2020年7月5日のもの)
Edgeはともかく、Chromeにさえ対応していないなんて、もはやWebアプリとして失格だと思います。

パソコンでのマイナポイントの利用申し込みにおいては、OS(MicrosoftWindows8.1,10)がインストールされていること、そしてブラウザ「InternetExplorer11」(以下IE11)がインストールされていることが条件となる。国内シェア最大級のブラウザ「Google Chrome」や、Windows 10標準搭載である「Microsoft Edge」などでは、申込を行うことができない。
Chromeもダメ、Edgeもダメ… マイナポイント予約、PCは「IE11」のみ対応です(J-CASTニュース) – Yahoo!ニュース

上記の仕様も2010年だったらまだ許せますが、2015年だったらもうダメでしょう。
それなのにこの2020年現在に何を言ってるんだ。バカじゃねえの。
あり得ない仕様だからこそ、上記のようなニュース記事にされてしまうのです。