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2024/03/22 コンテンツ・メーカー2のバージョン3.0を公開しました。

検索連動型広告(リスティング広告)の1クリック単価を調べる方法

Googleの検索結果ページには以下のような広告欄があります。(Yahooも同様のものがある)
これは「検索連動型広告」または「リスティング広告」と呼びます。
検索連動型広告
この広告を出稿する際には、どのような語句で検索された際に広告を表示させるかの設定を事前にしておくことができます。

ですので、貴社の商品やサービスに合った語句を設定しておくことで、お問い合わせに繋がりやすい優良な見込み客だけを狙って効率よくウェブサイトに誘導することができるというわけです。

この広告はクリックされるごとに料金が発生します。
画面上に表示されるだけなら0円ということになります。

1クリックの単価は「よく検索される語句」や「その語句に対して広告を出したい広告主の数」に応じて金額が高くなります。
オークション形式のような感じです。

そして、1クリックの単価がどのぐらいの金額になるのかは、事前に調べることができます。

まずGoogle AdWordsキーワードプランナーにログインをします。
Googleアカウントが必要になります。
すでにGoogleアナリティクスを使用している方なら、同じアカウントを使用することで連携させることもできます。
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner

ログインしたら「検索ボリュームと傾向を取得」をクリックします。
キーワードプランナーにログイン直後

入力欄がプルダウン式で表示されます。
そこに広告を表示させたい検索語句を入力し「検索ボリュームを取得」のボタンを押します。
今回は例として「注文住宅 岡崎」と「注文住宅 岡崎市」の2つの語句を入力しました。
「市」が付くか付かないかで検索結果や金額が異なる可能性も考えられるため、一応両方を入力しています。
検索語句を入力

すると「月間平均検索ボリューム」や「推奨入札単価」などが表示されます。
(注意点:2016年の半ばから仕様が変更になりました。その詳細については後述の「仕様変更について」で解説しています)
検索ボリュームと入札単価

月間平均検索ボリューム」というのは、その語句での検索が月間どのぐらい行われているかの平均回数を示しています。

推奨入札単価」は、その語句での検索結果ページに広告を表示させる際のおおよその1クリック単価を示しています。
先に述べたように1クリックの単価は「よく検索される語句」や「その語句に対して広告を出したい広告主の数」によって常に変動していますので、この金額は時期やタイミングによって多少前後します。

今回の例で言いますと、「注文住宅 岡崎」という検索語句に対して広告を出稿した場合は、1クリックして自分のウェブサイトに訪問してもらうためには617円ぐらいかかるということになります。

この金額を高いと感じるか安いと感じるかは別として、月間平均検索ボリュームが40回程度しかないことから考えると、おそらく広告を出してもクリックされることはほとんど期待できないと言えるでしょう。

そしてもう1つの語句「注文住宅 岡崎市」のほうは検索される回数が少なすぎるため、1クリック単価が算出できない状態です。
検索される回数がさらに少ないことから考えると、1クリック単価は上記の617円よりは安くなることは間違いないと思いますが、広告をクリックする人はほぼいないことでしょう。

クリックされなければ料金は発生しないわけですから、設定しておくだけならリスクはないと思いますが、貴社の担当者がその操作方法などを覚える際の人件費などを考慮すると、ペイしないと言えるかもしれません。

上に棒グラフが表示されていますが、今回は2種類の検索語句をまとめて調べたのでそれらの合計がグラフとなって表示されていることになります。
棒グラフ表示

調べるキーワードを変更したい場合は上の入力欄を書き換えるか(コンマ区切り)、もしくは前のページに戻って入力し直します。
コンマ区切りで入力
検索語句を入力

2016年の夏あたりにキーワードプランナーの仕様が変更され、広告を出稿していないアカウントの場合は、

  1. 月間平均検索ボリュームが大まかな範囲しか表示されなくなった。
  2. 過去のグラフが表示されなくなった。

という残念なことになってしまいました。
キーワードプランナーの仕様変更
ここに書かれている「キャンペーン」とは広告を出稿することを意味しています。
私が個人的に調べた範囲では、月間500円程度でも広告を出せば仕様変更前と同じように表示されるようです。

月間検索回数を調べる方法としてはaramakijake.jpのようなサイトを利用する手も残されていますが、やはりGoogleが公式に提供しているキーワードプランナーでの数値のほうが信頼性は高いので、この仕様変更はただただ残念としか言いようがありません。

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